crest-inc  CREST  INC
             株式会社 クレストアイエヌシー

     コールドチェーンシステムのパイオニアをめざして
                      食の未来を考える



 フロンガスについてみなさまにもう少し説明致します

フロンガスって言う言葉はかなりポピュラーになっていて、誰しもが聞いた事は有ると思い
ますがポピュラーになり過ぎたゆえに、フロンガスって本当は怖い物と言う認識が薄れてい
ます。

一言にフロンガスと言ってもフロンガスには膨大な種類が有りまして

1. トリクロロフルオロメタン(別名CFC―11)

2. ジクロロジフルオロメタン(別名CFC―12)

3. トリクロロトリフルオロエタン(別名CFC―113)

4. ジクロロテトラフルオロエタン(別名CFC―114)

5. クロロペンタフルオロエタン(別名CFC―115)

6. クロロジフルオロメタン(別名HCFC―22)

7. ジクロロトリフルオロエタン(別名HCFC―123)

8. トリフルオロメタン(別名HFC―23)

9. ジフルオロメタン(別名HFC―32)

10. 1.1.1.2.2―ペンタフルオロエタン(別名HFC―125)

11. 1.1.1.2―テトラフルオロエタン(別名HFC―134a)

12. 1.1.1―トリフルオロエタン(別名HFC―143a)


まだこの他には「R502」「R404」「R407」「R507」「R600」等々、存在します。

みなさまに一番近い存在のフロンガスは、

「R12」 =古いカーエアコン、古い冷蔵庫、冷凍庫、など。
「R502」=古い業務用冷凍庫、など
「R22」 =家庭用エアコン、業務用エアコン、業務用冷凍庫・冷蔵庫、など。
「R407」=比較的新しい業務用エアコンなど。
「R404」=現行の業務用冷凍庫など。
「R134」=現行のカーエアコン、小型冷蔵庫など。

といったところだと思います。
上記のガスの名称が全て「フロンガス」と呼ばれている物では有りませんし、これらのガス全てが現在のフロン規制の対象になっている訳ではありませんが、基本的には科学合成物質ですので、大気に放出した場合は自然に帰ることなく空気中に残る事になります。

ですから、規制対象じゃないからと言って大気に放出するような事は極力避けたいですね。
そういった意味でもフロンの大気放出は避けて、きちんと回収しましょう。



旧冷媒には、火と化合すると物凄い有毒性を発生するものも有りますし、新冷媒とされている物の中には酸素の吸着性が非常に高い物も存在しますので、大量に狭い部屋の中で放出した場合、窒息すると言う生命の危険に直接繋がる物も有ります。
取り扱いについても、従来フロンガスは引火性は無いといわれていましたが、特定の条件の中で酸素とフロンガスが混ざっていて高圧縮した場合「爆発」の性質を示す物も有ります。

又、新冷媒の機械は例外無くコンプレッサーオイルが従来の物とは違い、水分に対して非常に敏感なので、きちんとした施工を施さないと機械の寿命が著しく短くなります。
極端な話、1年とか2年ぐらいでコンプレッサーが焼きついてしまう事もありえます。


最近ホームセンターなどでも「配管セット」なる物をよく目にしますけど、どんなものかと思うのですが?
万が一事故が起きたら全て自己責任です。確かにユーザーの方がご自分でやってはいけないと言う訳ではありませんが、出来れば専門の業者に依頼したほうが懸命だと思います。
業者さんにも色々居て、中にはちょっとと思う業者さんも居る事は否定しませんが、少なくても素人さんでは無いのでその辺は確実かと思います。

最後に、機器の取り付けや移設には、本来ちゃんとした免許が必要なんです。
エアコンの操作線は、電源線とみなされ「電気工事士」の免許。
フロンを使用している機器の移設には「回収技師」の免許。
大型機器の場合には「冷凍3種」の免許。
などなど、本来は色々な資格が必要なんです。
フロンガスは「高圧ガス取締り法」の対象になるものも有ります。

 ※ このページを読んで、どう判断するかは、全てユーザー様のご判断にお任せ致します。